当初はSNSで自殺希望者を誘い出した自殺幇助事件と思われた、座間市の死体遺棄事件。ここに来て被害者の所持金を奪っていた、性的暴行をしていたという報道もされ、猟奇大量殺人事件の様相を呈している。
最初に警視庁が遺体を発見したのは10月30日午後4時頃と報道されているが、示現舎では、その時間前後に現場付近を撮影した動画を入手した。
事件現場となったのは、神奈川県座間市緑ケ丘6丁目の「シーバスハイム」。ここは、従来はあまり自動車が通る場所ではなかったのだが、昨年4月に座間総合病院が開院し、その後自衛隊の官舎が完成してからは、市役所からそちらへの抜け道として使われるようになり、頻繁に車が通るようになった。
示現舎が入手したのは、その車のドライブレコーダー動画である。撮影されたのはそれぞれ10月30日の午前10時頃と、午後5時頃だ。画面に表示される日付が違っているのは、ドラレコの時計の設定が違っているため。
午前10時頃に既に事件現場前にバンが停まっているのが確認できる。警察関係者か、単なる配達なのかは分からない。
そして、夕方には覆面パトカーと思われるセダンが停まっている。
現場はやや奥まったところにある住宅地だが、自動車の通行や人通りは少なくない。
地元事情に詳しい近所の商店主に事件のことについて聞いてみたが…
「ああいうの苦手、想像するのも嫌。事件のことは分からないよ、(異臭があったという噂も)何も知らなかった。近所付き合いはそれなりにあるけど、ワンルームマンションの住人のことなんて分からないよ。なんかもう気持ち悪いね。こういう感覚間違ってる?」
と、事件のことは話題にするのも嫌という様子だ。
夕方には現場前の道路が立入禁止に。近所の住民、中高生も集まり騒然としていた。