部落解放同盟全国連合会福岡県連準備会、福岡・天神町支部、あさくら支部、山口県下の同盟員及び有志一同から糾弾状が送られてきました。
以下が、その内容です。
特に興味を惹かれるのが、福岡県連準備会の手書きの糾弾状です。それには、こんなエピソードが記載されています(原文ママ)。
ここで九州で、かつで起った前代未聞というべき差別事件を明らかにしておきたい。われわれの後輩にあたる一人のきょだいが、結婚したあとにおこった許しがたい部落差別の事実である。二人の間には愛の結晶として子供がうまれ、女子であった。ところが子どもの誕生の直後に重大な問題がもち上がった。一般地区出身の彼女が、彼には秘密にして子供の体内の血液を、別のと全て取りかえたというものだ。「部落民の血によって子どもがけがれる」と誤った恐るべき思想を実行したのだ。怒りに耐えないだけでなく、「身の毛がよだつ」という言い方があるが、それは、われわれの身におきたことである。
まるで昭和の特撮テレビドラマのような話ですが、この事件についてご存じの方、資料を発見した方はぜひご連絡ください。