部落探訪(8)特別編滋賀県草津市木川町(前編)
今回は、滋賀県草津市にある「木川(きのかわ)新田(しんでん)」を訪れた。この部落は地元では単に「新田」と呼ばれる。 この部落については、様々な文献を見ることができる。 「滋賀の部落 第1巻...
View Article部落探訪(8)特別編滋賀県草津市木川町(後編)
木川新田(きのかわしんでん)には、これといった名物というものはないのだが、飲食店が2軒ある。 1つは、旧草津川の堤防近くにあるお店。「めし」と書かれた赤ちょうちんが目印だ。看板は出ていないが、屋号は「花」である。この店は、「ぐるなび」や「食べログ」にも載っていない、穴場中の穴場だ。...
View Article全国連から「糾弾状」が送られてきました
去る6月10日、部落解放同盟全国連合会(全国連)から「糾弾状」が郵送されてきました。全国連が何なのかご存じない方は、「真相レポート 関西連続部落差別投書事件」をお読みください。 糾弾状の全文はこちらからお読みください。...
View Article全国部落調査は「私生活についての重大な秘密」?
6月1日に部落解放同盟側から全国部落調査事件の訴訟記録の一部の閲覧制限が申し立てられ、本日決定書が届きました。当事者目録が晒されないように、そちらの閲覧を制限したのかと思ったら、内容は再び斜め上でした。 以下が、その閲覧制限の申立ての内容と、決定書です。 閲覧制限の申立て-H28-6-1.pdf...
View Article「同性愛は異常動物」発言の鶴指市議の自宅前に警察が張り込んでいた理由
昨今のホットなテーマに「LGBT」がある。レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字をとったもので、自民党も「性的指向・性同一性の多様性に関する理解増進法案」の提出を目指しているところである。...
View Article新刊「アイヌ探訪」の予約を開始しました
アマゾンにて、「アイヌ探訪」の予約を開始しました。予約はこちらから。 キンドル等での電子版も発売予定です。 本サイトの「北海道アイヌ探訪記」の書籍版です。 アイヌをテーマにした本と言えば、どうしても政治的な問題が避けられがちなのですが、本書ではそれらの問題に直球で迫ります。 また、書籍版ではウェブ版にはなかった、IMADR潜入レポート等も加わる予定です。
View Article部落探訪(9)滋賀県近江八幡市末広町
江戸時代は「久保(くぼ)村」、明治期は「南村」あるいは「南野(みなみの)村」そして、1958年に「末広町」と名前を変えたこの部落は、1000世帯に迫る規模の滋賀県でも最大の部落である。そして、おそらく読者が部落に持つイメージの全てが盛り込まれた部落でもある。...
View Article「ネットの電話帳事件」口頭弁論が行われないまま終了か?
筆者が開設した無料電話帳検索サイト「ネットの電話帳」がプライバシーを侵害しているとして、昨年8月14日に筆者が京都地裁で提訴された。この種のサイトがプライバシー侵害に当たるかどうかを争う珍しい裁判ということでメディアからも注目を集めていたのだが、形式的には口頭弁論が1回も行われていない状態だ。...
View Article7月5日の裁判の傍聴は抽選となります
明日7月5日15時から東京地方裁判所103号法廷で「全国部落調査事件」の裁判が行われますが、傍聴は抽選となりました。 14時40分までに東京地方裁判所2番交付所で傍聴券をお求めください。霞が関駅A1出口の近くが東京地裁の正門で、門を通った後の右側にあるそうです。
View Article「全国部落調査事件」7月5日初回口頭弁論
7月5日、東京地方裁判所103号法廷で、全国部落調査事件の最初の口頭弁論が行われた。裁判所内は撮影、録音禁止なので、写真等は掲載できないのだが、法廷の様子を臨場感を持ってお伝えしようと思う。...
View Article部落探訪(10)徳島県徳島市不動東町
徳島と言えば、全国でも行政の手の入った、いわゆる「同和地区」らしい光景が最も残っている場所かも知れない。今回探訪した不動東(ふどうひがし)町は徳島県内でも最大の部落であるが、ここも例外ではない。 この部落はかつては「高崎」と呼ばれ、戦前の資料では戸数345、主な職業は獣肉行商と古物商とある。不動東町と名前を変えた今でも、現地を訪れると、かつての産業が今でも盛んであることが分かる。...
View Article「月とスッポン」は差別用語鳥取県大山町議会
6月21日、鳥取県の大山町(だいせんちょう)で圓岡(まるおか)伸夫(のぶお)町議会議員が懲罰を受けた。懲罰と言ってもその内容は用意された陳謝文を読み上げさせるだけのものである。懲罰の理由は、議会で無礼な言葉を使用したということだ。 そして、その無礼な言葉というのが「月とスッポン」である。それだけではなく、議会では「月とスッポンは差別発言である」という珍説まで飛び出した。...
View Article部落探訪(11)徳島県板野郡板野町川端
高松自動車道の板野ICの近くには、同和施設である川端教育集会所がある。しかし、全国部落調査には川端の地名はなく、明治期の特殊部落改善資料に「板西町川端村原田」の名前が出てくるのみである。 現在の周辺地域の風景は、普通の農村と変わらず、部落には見えない。しかし、地元の部落研究家によれば、ここには徳島県でも最も古い同和住宅があるというので、案内していただいた。...
View Article全国連からまた「糾弾状」が送られてきました
以前、部落解放同盟全国連合会から「糾弾状」が送られてきたことをお知らせしましたが、去る7月19日にさらに文書が送られてきました。以下がその内容です。 全国連糾弾状第2弾.pdf...
View Article部落探訪(12)長野県北佐久郡御代田町馬瀬口下宿
長野県の小諸市と軽井沢町の間に御代田町(みよたまち)という町がある。別荘地として名高い軽井沢町に比べれば知名度は劣るが、御代田町も浅間山の裾野の高原にあり、その風景と過ごしやすさは負けず劣らずである。 そんな御代田町だが、2006年10月3日、当時の人権政策課長が自殺するという悲劇があった。その原因は、部落解放同盟による人権政策課長への執拗な攻撃であったことが、当時の町議会議事録に記されている。...
View Article夏休み特別企画ポッドキャスト 「神社と賤民」
夏休み特別企画として、示現舎では部落研究者との対談をポッドキャストとして配信します。今回の対談のお相手は、現役の民俗学者・神職の浅茅(あさぢ)先生です。このままお聞きになるか、ダウンロードしてポータブルプレイヤー等でお聞きください。約50分です。 http://jigensha.info/files/2016/08/bb6d0bf413ac209806a2a6c08df9236f.mp3...
View Article全国部落調査事件本格論戦が始まります
現在、全国部落調査事件の舞台は3つの裁判所に分かれており、出版禁止の仮処分が横浜地方裁判所、ウェブサイトの削除の仮処分が横浜地方裁判所相模原市分、そしれ本案訴訟が東京地方裁判所に係属中です。 8月3日付けで、東京地方裁判所に以下の準備書面と証拠書類を提出しました。 準備書面-H28-8-3.pdf 証拠説明書-H28-8-3.pdf 原告(解放同盟)側の書面と合わせてお読みください。...
View Articleスマホアプリ日本姓氏語源辞典をリリースしました
示現舎では、Androidスマートフォン向けアプリ、「日本姓氏語源辞典」をリリースしました。 Androidスマートフォンをお持ちの方は、Playストアで「人名力」で検索していただくか、こちらのページにアクセスしてください。 「人名力」運営者として著名な宮本洋一氏が全国の都道府県立図書館を巡り、約一万五千冊の文献により、約十万件の姓氏を調査しました。まさに、史上最大規模の姓氏辞典です。...
View Article新・同和と在日文献の旅(1)「きょうも机にあの子がいない」
「同和教育」というと、同和対策事業の時代に教育を受けた世代にとっては、学校で作文を書かされ、それが教師の位に沿わない内容だと延々と説得され居残りさせられるといった印象があるのではないだろうか。 しかし、同和教育は「福祉教育」から始まったものであって、第一の目的は学力保障である。それが「解放教育」「人権教育」と変遷して、本来の同和教育は見る影もなくなってしまった。...
View Articleまた全国連から文書が届きました
部落解放同盟全国連合会茨城県連合会から「鳥取ループ・示現舎の差別敵対を糾弾する」という文書が届きました。7月25日付となっていますが、届いたのは8月10日です。 「君たちは単に80年前の調査を復刻するだけだと言うが、それならなぜ現在の地名や「この地区に特徴的な苗字は○○」などと加える必要があるのか。答えて見ろ。」とあるので答えます。...
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