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Channel: 宮部 龍彦 - 示現舎
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部落探訪(1)東京都荒川区荒川8丁目

部落、あるいは同和地区と呼ばれる地域には不思議な魅力がある。 公式には差別される地域であり、行政的にはその場所は半ば秘密とされること自体に興味をかき立てるものがあるが、実際にその地を訪れると実に多種多様な部落があることが分かる。 本シリーズは、そんな部落のなかでも選りすぐりの地を探訪し、レポートするものである。 都心にある代表的な部落...

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失業手当の同和上乗せを申請してみた(前編)

2002年に終了した国の同和対策事業。今では同和地区への特別施策は、国としては行っていない。...

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ついに「部落地名総鑑」の原典が発見される

1975年11月に発覚し、翌月12日の部落解放同盟の記者会見によりその存在が全国に発表された「人事極秘 特殊部落地名総鑑」。果たして部落地名総鑑とはどのような物だったのか。 筆者は長らくその謎を追求してきましたが、奇しくも部落地名総鑑事件から40年にあたる昨年12月、部落地名総鑑の原典である「全國部落調査」(1936年 財團法人中央融和事業協會作成)を発見し、電子化に成功しました。...

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失業手当の同和上乗せを申請してみた(後編)

(前編はこちら) 隣保館職員と共にハローワークへ さて、それから1ヶ月後、増田氏から「ハローワークの職員と話をした」との連絡があった。 「同和住民の失業保険延長はあると。隣保館担当に当事者が伝えて手続きしていくと。私の場合、90日が150日に延長とのこと」 やはり、申請はできるようだ。しかし、増田氏が言うには、この手続が少し面倒らしい。隣保館(地域総合センター)を通さなくてはならないのだ。...

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アイヌ利権とは何か 第一回

※写真と本文は関係ありません。 「権利」という言葉の漢字をひっくり返すと「利権」という言葉になる。両方の言葉の意味は共通しているが、前者に比べて後者の意味はより限定的である。すなわち利権とは、他者を排除して特定の人や集団だけに与えられた権利のことである。 北海道において、アイヌに対する特別な優遇があることは、誰も否定することができない事実である。確かに、アイヌ利権と呼ぶべきものは存在しているのだ。...

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追跡! 部落地名総鑑(前編)

「本を焼く者は、やがて人間も焼く」とは、19世紀のドイツの詩人、ハイネの言葉である。 さて、時は1975年12月8日、人権週間まっただ中の日本では、ある本が焼かれている真っ最中であった。その本とは、「部落地名総鑑」。東京都中野区の空き地で灯油をかけながら本を焼いたのは、この本の作者である坪田(つぼた)義嗣(よしつぐ)氏である。...

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アイヌ利権とは何か 第二回

アイヌの側から旧土人保護法存続を求める声が しかし、今現在も残るアイヌ優遇策の起源をさらにたどっていくと、同和対策とは異なるものに行き着く。アイヌ優遇策のそもそもの起源は、1899年に制定された北海道旧土人保護法である。...

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追跡! 部落地名総鑑(後編)

(前編からの続き) 部落地名総鑑の原典を追う 部落地名総鑑を手に入れる第3のアプローチは、「原典を見つける」ということである。 部落地名総鑑は全国のほぼ全ての部落の地名を網羅していたと言われる。しかも、地名だけでなく戸数や職業までもが書かれていたという。...

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アイヌ利権とは何か 最終回

IMADRに「被差別集団」が結束 1997年に人権フォーラム21が設立され、当時の笹村(ささむら)二朗(じろう)ウタリ協会理事長が副代表となった。人権フォーラム21とは、反差別国際運動(IMADR(イマダ))日本委員会委員長である武者小路(むしゃこうじ)公秀(きんひで)氏が設立した団体である。IMADRとは、解放同盟が1988年に設立した国際NGOである。...

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部落探訪(2)長野県長野市松代町大室

全国の選りすぐりの部落を探訪するこのシリーズ。2回めは一人旅はもちろん、ファミリーからカップルまで楽しめる部落を紹介する。 今回訪れたのは長野市の郊外にある大室(おおむろ)部落である。 なぜここが部落と言えるのか。根拠となる文献が部落解放同盟長野県連合会による「差別とのたたかい 部落解放運動20年の歩み」(1967年)である。この文献には「埴科(はにしな)郡 松代町(まつしろまち)...

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朝日新聞が報じた名古屋の部落料理の店に行ってきた

新聞が「同和」を報じる場合、いろいろと面倒な制約があるためか、何だかよく分からない記事になりがちだ。昨年、12月24日に朝日新聞(ネット版)が報じた「隠れた部落差別、今も ふるさとの料理出したら離れた客」という記事もその一つ。 記事内でタイトルに関係する部分が、この一文だ。...

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全国「くろんぼ」探訪(2)―静岡県静岡市 クロンボ

「くろんぼ」という名前のスポットをグーグルマップで検索してみると、その所在には偏りがあることが分かる。日本海側よりは太平洋側に多く、特に太平洋ベルト地帯に数多く分布している。もちろんそれは、人口の多さ、経済活動の活発さを反映しただけなのかも知れないが、それだけでは説明がつかないのが静岡県である。 静岡県には「クロンボ」という店が4軒もある。これらはどうも同じ系列の店らしい。...

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淡路5人殺害事件の現場を歩く

昨年の3月9日、兵庫県の淡路島で、平野浩之さん一家8人のうち5人が殺害されるという凄惨な事件があった。 やったのは平野達彦。彼は以前からツイッターやフェイスブックで「電磁波犯罪」「集団ストーカー」といった発言を繰り返しており、明らかに統合失調症、妄想性障害の患者であった。...

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北海道アイヌ探訪記(1)「アイヌ民族」を見に行こう

人権・同和・そしてアイヌ...

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部落探訪(3)大阪府堺市堺区協和町

今回は大阪市堺市にある協和町にやってきた。 1935年の「全國部落調査」によれば堺市耳原町、戸数880、人口3033、主業は日傭・商業、副業は履物修繕、生活程度は中とある。1958年には戸数1936、人口7358と二倍以上の規模になっている。大阪府内では、大阪市を除けば最大の部落である。 そして、大阪の同和地区を象徴するような部落と言ってもいいかも知れない。...

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北海道アイヌ探訪記(2)新ひだか町シャクシャイン記念館

新ひだか町 1965年に当時の北海道日高支庁が日高のアイヌについて詳細な調査を行い、「日高地方におけるアイヌ系住民の生活実態とその問題点」(1965年8月1日 発行者北海道日高支庁)が刊行されている。この資料から、当時の日高地域におけるアイヌの人口分布を知ることが出来る。日高は北海道の中でもアイヌが多い地域で、北海道のアイヌのうち6割がこの地域に住んでいたという。...

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部落探訪(4)大阪府池田市古江

今回探訪したのは大阪府池田市の「北古江」と呼ばれる部落である。 1977年に解放出版社が3000円で発売した「大阪の同和事業と解放運動」によれば、1958年の世帯数が171、人口は917、主な産業は植木行商とある。1935年の「全国部落調査」では世帯数が110、人口が686、主業は農園芸、副業は行商とある。...

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北海道アイヌ探訪記(10)アイヌ民族否定論

シリーズ記事一覧 アイヌ研究者・河野(こうの)本道(もとみち)氏 2015年3月2日、河野本道氏が亡くなった。旭川の川村兼一氏が名前を挙げていた、アイヌ民族の否定論者である。 実は筆者は2014年9月に氏に会っていた。今思えば、生前にもっと聞くべきことはあったが、後悔先に立たずである。 場所は北海道大学の近くで、河野氏行きつけの喫茶店。河野氏はそこでは先生と慕われていた。...

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全国「くろんぼ」探訪(4)―京都府京都市南区 クロンボ

今回訪れたのは、京都市の洛中にある喫茶店、クロンボである。 筆者にとって京都の飲食店と言えば、一見さんお断りのように、いろいろと難しいイメージがある。もちろん、今回訪れたクロンボは一見さんお断りではないのだが、小さなお店なので、よそ者である筆者にはやや入りづらい雰囲気がある。 特選カレーが名物とのことだが、訪れたのは朝だったので、モーニングセットにした。...

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北海道アイヌ探訪記(11)アイヌ協会の不正会計

シリーズ記事一覧 アイヌ協会で相次いだ不正会計問題 2009年、北海道アイヌ協会では相次ぐ不正会計が明るみになった。アイヌ協会の機関誌「先駆者の集い」119号(2010年3月31日)では、2010年3月7日の臨時総会で秋辺得平氏がアイヌ協会理事から解任されたことが報告された。...

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